「長期で見れば、オルカンやS&P500みたいなインデックス投資が最強。」
そんな話を聞く機会が、本当に増えました。
実際、
- プロでも市場平均に勝ち続けるのは難しい
- 個別株はリスクが高い
- 感情で売買すると負けやすい
というデータは山ほどあります。
頭では分かってるんです。
なのに――
なぜか個別株を買ってしまう。
「今回はいける気がする」
「この会社、伸びそう」
「テンバガー狙えるかも」
そんな気持ちが、ふと湧いてくる。
今回は、そんな“個別株に惹かれてしまう人間の心理”について書いてみます。
目次
インデックス投資は、たしかに合理的
まず前提として、インデックス投資はかなり合理的です。
例えば、
- S&P 500
- MSCI All Country World Index
のような指数に連動する投資信託を買えば、
- 世界経済全体の成長
- 米国企業全体の成長
に、広く乗ることができます。
しかも、
- 手数料が安い
- 分散が効いている
- 放置できる
という強みもある。
正直、「資産形成」という意味ではかなり完成された方法です。
それでも個別株を買いたくなる理由
じゃあ、なぜ人は個別株に惹かれるのか。
理由はいくつかあります。
① 「大きく勝ちたい」という夢がある
インデックス投資は、ゆっくり増える投資です。
もちろん長期では強いのですが、
- 一気に2倍
- 数ヶ月で爆上がり
- 人生変わるレベルの利益
みたいなことは、基本あまりありません。
でも個別株には、
「もしかしたら化けるかも」
という夢があります。
実際、
- NVIDIA
- Tesla
のように、短期間で何倍にもなった銘柄を見ると、
「自分もああいう株を見つけたい」
と思ってしまうんですよね。
② 「自分は見抜けるかもしれない」と思ってしまう
これは投資あるあるです。
- 毎日ニュースを見る
- 決算を見る
- SNSで情報収集する
すると、だんだん
「この会社、かなり良さそうだな」
と感じてくる。
もちろん、それ自体は悪いことではありません。
ただ、人間はどうしても、
“自分だけは勝てる側”
だと思いたくなる生き物なんです。
③ 個別株は「ゲーム性」が強い
正直、ここはかなり大きいと思います。
インデックス投資って、良くも悪くも退屈なんですよ。
毎月積み立てて、放置。
やることが少ない。
でも個別株は違います。
- 銘柄探し
- 決算チェック
- チャート確認
- 材料探し
など、“参加している感”が強い。
だから、投資というより、
「知的ゲーム」
みたいになっていくんです。
④ 「好きな会社を応援したい」がある
これは意外と健全な理由。
例えば、
- 普段使っているサービス
- 応援している企業
- 将来性を感じる技術
に投資するのって、ちょっとワクワクします。
単なるお金儲けだけじゃなく、
「この会社、頑張ってほしい」
という気持ちが入る。
インデックス投資には、この感覚はあまりありません。
でも、個別株はやっぱり難しい
とはいえ、現実は甘くありません。
個別株は、
- 暴落
- 不祥事
- 決算ミス
- 規制
- 世界情勢
などで、一気に崩れることがあります。
「この会社は絶対強い!」
と思っていても、普通に下がる。
むしろ、確信した時ほど危ないことも多い。
だから、多くの人は最終的に、
「結局インデックスでいいか…」
に戻っていきます。
たぶん、人は“合理性だけ”では動けない
結局これなんですよね。
人間って、
「一番合理的だから」
だけでは行動できない。
- ワクワクしたい
- 夢を見たい
- 当ててみたい
- 自分で考えたい
そういう感情がある。
だから、
「インデックスが正解だと分かってる」
のに、
個別株も触りたくなる。
これはもう、ある意味かなり人間らしいことなんだと思います。
じゃあどう付き合うべき?
個人的には、
「土台はインデックス、遊びは個別株」
くらいが、ちょうどいい気がしています。
例えば、
- 資産の8〜9割 → インデックス
- 残り → 個別株
みたいに分ける。
そうすると、
- 資産形成の安定感
- 個別株の楽しさ
の両方を持てます。
全部を個別株に突っ込むとメンタルが壊れがちですが、“趣味枠”として付き合うなら、投資はかなり面白くなります。
まとめ
「個別株は難しい」
これは多くの人が理解しています。
それでも人は、
- 大きく勝ちたい
- 自分で見つけたい
- ワクワクしたい
という気持ちから、個別株に惹かれる。
つまり、個別株って単なる投資じゃなくて、
“人間の欲や好奇心が詰まった世界”
なんですよね。
だからたぶん、これからも多くの人は、
「結局インデックスが強いよな…」
と思いながら、
今日も新しい銘柄を探してしまうのだと思います。