熱中症って?

人の体は成人男性で約60%、赤ちゃんは約80%と、ほとんどが水でできています。だからこそ、体内の水分が不足すると、人体の正常な機能を保つことが難しくなります。熱中症とは、暑い環境で長時間過ごし、体温調節ができなくなった結果、体内の温度が急上昇する状態を指します。特に暑い日は、意識的な水分補給が重要です。

熱中症の症状

大量に汗をかいたのにしっかり水分補給ができないと、体内の塩分バランスが崩れ、重度の熱中症につながる恐れがあります。体温が41~42℃の範囲に達すると、意識障害やけいれんなどの症状が現れることがあります。特に注意が必要です。

正しい水の飲み方は?

多くの方は、水分の摂取量が不足気味です。喉が渇いたと感じたときには、すでに脱水が始まっています。コップ1杯(200cc)の水を1日10杯を目標に、こまめな水分補給を心がけましょう。

  1. 起床時
  2. 朝食後
  3. 午前の作業前
  4. 昼食後
  5. 午後の作業前
  6. 夕方
  7. 夕食後
  8. 入浴前
  9. 入浴後30分
  10. 就寝前

塩分も補給

長時間の運動の場合、体内の塩分も失われるため、30分に1回程度は、塩分を含んだ飲料で補給しましょう。塩分の濃度は0.1~0.2%程度が目安です。

熱中症を予防するためには、こまめな水分補給と適切な塩分補給が欠かせません。暑い日や運動時には特に注意して、健康管理を行いましょう。

参考文献

  • 環境省「熱中症環境保健マニュアル(2011)」
  • 厚生労働省「健康のため水を飲もう推進運動」

By hedy